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新井2000本安打が「どれだけ凄いか」&「なぜできたのか?」を考える! [広島カープ]

新井がこの記事を書いている時点で、通算1999安打となり、
少なくとも次の神宮でのヤクルト3連戦で2000安打到達であろう。

まず、新井が2000本安打がどれだけ凄いことかを考えてみたい。

①ドラフト6位からの達成

新井が凄いと思うのが、まずはこの指名順位の低さである。
アマ時代は「これでよくプロに入れたな」というぐらいの内容だった。
実際にこの5年で達成した選手&現・現役選手で、
新井より低い順位での指名はおらず、 少なくとも全員4位以上である。

②同世代のライバルと比較する
以下は新井と同学年or1歳前後の年齢で、1000本安打以上の選手である。

<巨人>高橋(現監督)・二岡
<中日>荒木・井端・福留(現阪神)
<阪神>赤星
<横浜>金城
<ロッテ>福浦
<オリ>大村
<ソフトバンク>城島
<西武>松井(現楽天)

このうち、2000本安打達成者は1歳上の松井だけ。
おそらく1歳下の荒木と福留は年内での達成濃厚で、
同い年の城島は捕手でメジャー経験者なので、実質は新井を上回るかもしれないが、
他のメンバーには決して負けていない。

③同じチームと比較する

入団時にカープにいて、2000本安打を達成したのは、近年では前田・野村・金本の3人。
高卒で36歳(以降は全て学年年齢)で達成した前田は別格として、大卒の野村が新井と同じく40歳約1900試合、そして大卒ながら2年浪人し社会人卒と変わらない金本も同じく40歳(同)でこちらも約1900試合での達成だった。ちなみに前田も約1900試合。
それに対して2100試合越えの達成となっている。

ちなみにカープ内で、新井よりこの5年前後上下の年齢で1000本安打以上したのは、東出・栗原のみ。
二人とも秀逸であり、2000安打候補だったが二人とも挫折した。


では、ここから新井がなぜ2000本達成できたのか?を考えてみよう。


①試合に沢山出た事

例えば、新井(通算OPS792)と比較して巨人・高橋は打撃内容は上(同OPS891)だが、2000本安打できなかったのは、2000試合未満で終わったことが原因。
それに対し、福留・荒木・松井と同じく、新井は2000本安打を達成した選手は2000試合出場している。100試合以上出場が13年、90試合以上出場が16年(入団2年目からずっと続いている)。フル出場も6度ある。
これが前田・緒方、巨人・高橋らより才能が劣るのに、2000本安打を打てた最大の原因である。

②30代からの充実ぶり

500試合が27歳、1000試合が31歳、1500試合を35歳、2000試合を39歳で達成。
コンスタントに4年ペースで達成している。特に35歳以降になれば誰しもペースダウンが必至なのだが、 そこからダウンしないところが凄い。34歳でキャリアハイの177安打を打っているが、それ以降も14年の49安打を別にすれば、毎年100安打以上打っている。

③長打力と意外な安定性

守備は三塁が1200試合弱で、一塁が900試合で外野は数十試合。
守備率は三塁はまずまず、一塁は好守だが、この程度の選手はザラであり、守備のアドバンスはない。
そして盗塁は通算41で年間平均で2.5個と守備以上にアドバンスがない。
やはり打撃の恩恵である。

通算OPS792・同打率277。
2000本安打した選手の中では平凡な部類で、
前田・金本はもちろん、未達成の緒方・栗原にも負ける。
野村にはOPSで負けるが打率で劣るし、盗塁数は語るにも足らずなので、全体的な実力は落ちる。
他球団だと、福留には全要素で叶わないし、高橋には先述のように負ける。

それでもこれだけの成績を残したのは大したものであり、
中軸打者の目指すべき成績であるOPS800を8回、
打撃だけでもレギュラーを確実にゲットできるOPS750を11回達成している。
さらに打撃型の一軍の最低限の成績OPS700になると15回達成。
そして、打率250以上も13回達成している。つまり、よく「新井は粗い」と言われたが、実はコンスタントに安定した成績を残しているのである。 そしてこのことが、出場試合数の多さと相互関係にある。

④勝負強さ

もう一つの新井の打撃の柱は勝負強さである
昨年も得点圏打率448とリーグトップ。
100打点以上3回は金本と同じで、前田・野村はもちろん、
福留らも未達成。
50打点以上も前田と同じ13回で、こちらも金本の15回に次ぐ。
打撃成績は負けても、勝負強さにはついては、 これも評判のあった前田・金本らと比較しても、 互角以上だったということである。










今年も緒方カープは、接戦に弱い! [広島カープ]

昨日終了時点で、10勝8敗で貯金2。
開幕はとりあえず順調と言える内容である。

しかし、昨日の敗戦で対巨人には1勝4敗。
8敗のうち4敗を巨人戦で喫している。
そしてこの2連戦での敗北はいずれも接戦を落とした。
感の良い方はお気づきだろうが、
今年も緒方カープは接戦に弱い

2点差以内の試合は2勝7敗。
3点差以内まで広げても5勝7敗。
つまり、今までの8敗のうち7敗は2点差以内で負けている。
そして得失点差が+29。(1試合平均1.5点多い)これが全てを物語っている。
昨年も2点差以内の試合は35勝37敗と負け越し。
これが昨年Bクラスの一因となった。
しかし今年はもっと酷くなっている。

戦力があって接戦に弱いのは間違いなく監督の責任である。昨年からこの傾向が続いている。
ちなみに前任の野村監督も同じ傾向だったが、
この時代は弱かったのと、
代償として若手の抜擢に熱心であり、
丸・菊池・堂林・会沢といった若手に経験を積ますために
起用を続け、結果として接戦を落とすこともよくあった。

やはり緒方監督は、根本的に起用や采配に問題があるとしか言いようがない。



開幕をあらゆる角度から総括!<セリーグ編> [その他の野球]

今シーズンも全日程の10分の1が終わり、いわゆる「開幕」の時期が終わった。
そこで、ここまでの12球団の開幕を総括してみる。
まずは試合消化の多いセリーグから。
(評価は上位からS・A・B・C)。

巨人・S

先発投手・A  中継抑え・A
打撃・B  守備走塁・C
采配・S  (二軍・A)

正直言って、開幕ダッシュに成功した理由が不明(笑)。
何より優秀なのは采配で、2点差の試合を6勝1敗と完璧にモノにしている。
投手陣は安定感があり、菅野や澤村など、軸になる選手が頑張っている。
課題は明らかに野手にある。
特に失策が多いのが意外で、今まで良かった走塁も低下。
今のままではこの先は不安である。


阪神・A

先発投手・A  中継抑え・A
打撃・C  守備走塁・A
采配・B (二軍・B)

戦力的には安定している部類。
投手陣は安定しており、特に先発投手はSとのボーダーにある。
課題の野手は打撃はBとのボーダーにあるが貧弱。
ただ、守備走塁は安定している。
課題は采配。勝ち試合は大勝が多く、2点差以内の試合は2勝2敗と、
安定した戦力があるだけに、采配に疑問が残る。

広島・A

先発投手・S  中継抑え・C
打撃・S  守備走塁・A
采配・C (二軍・B)

ここは優位点と課題が明確。
先発投手は完璧であり、先発6人中5人が防御率3点台。 打撃も盛り返し、リーグ最高のチームOPS753と猛打を誇る。
走塁も見事で盗塁はリーグトップで、何より成功率929は神レベル。
課題は中継ぎでチーム中継ぎの防御率は5点台で、 失策は11と年間100失策ペースを超える。 2点差以内の試合は2勝4敗と、相変わらず采配に疑問が残る。

中日・A

先発投手・B  中継抑え・S
打撃・C  守備走塁・A
采配・S (二軍・S)

巨人同様、貯金を作っていることが不思議な状況(笑)。
また、広島と正反対の課題を抱える。
中継ぎは田島・福谷は未だ自責点ゼロと完璧な不沈艦。
守備も失策は7と少なく、盗塁も少ないが成功率は高い。
課題は先発と毎年ながら貧弱な打線。
2点差以内の試合を4勝1敗と頑張っており、采配が生きている。


DeNA・C

先発投手・S  中継抑え・C
打撃・C  守備走塁・C
采配・A (二軍・C)

貧弱な戦力である。
ラミ監督も大変だと思うが、2点差の試合は4勝5敗と悪くない。
先発投手は見事で、6本柱が全員防御率3点台は凄い。
ただ、それ以外は論外で田中・山崎・藤岡以外は中継ぎ崩壊で、 筒香以外の野手は語るに足らず。 守備はともかく、走塁に関しては盗塁数3とお手上げである。

ヤクルト・C

先発投手・C  中継抑え・C
打撃・S  守備走塁・S
采配・C (二軍・A)

一昨年に舞い戻った貧弱な戦力。
投手は完全崩壊しており、先発は小川ぐらい。 中継ぎも昨年活躍した戦力が打たれている。打撃は昨年以上で、広島にも匹敵するチームOPS743。 守備走塁も完璧で、失策は5で盗塁8ながら盗塁成功率も高い。
ただ、2点差以内の試合は1勝4敗と采配も低下している。

開幕をあらゆる角度から総括!<パリーグ編> [その他の野球]

セリーグ編に続き、パリーグ編を行う。
(評価は上位からS・A・B・C)。

楽天・S

先発投手・S  中継抑え・C
打撃総合・A  守備走塁・S
采配・A

昨年の最下位が嘘のような快進撃である。
先発の釜田・美馬は防御率0点台。
打撃もよく、エラーもほとんどなく、盗塁成功率も高い。
松井・福山の前を投げる投手が不安だが、 それ以外は弱点がない。3点差の試合は4勝2敗と、接戦もモノにしている。


ロッテ・A

先発投手・C  中継抑え・S
打撃総合・S  守備走塁・S
采配・A

楽天とは僅差。
唯一の弱点は先発投手で3本柱に負担がかかりすぎている。
それ以外は完璧で、中継ぎは全員防御率1点台以下。 打撃はリーグトップのOPS756を誇り、驚異の打線。 盗塁成功率もハイレベル。守備もいい。
3点差以内の試合は3勝2敗と悪くない。

西武・

先発投手・A  中継抑え・C
打撃総合・A  守備走塁・A
采配・A

バランスが取れているチームである。
弱点は中継ぎが弱いところだが、勝利の方程式は確立されている。
先発投手は菊池・岸、
打撃は秋山・メヒア・中村と力のある選手が頑張っている。
守備・走塁も悪くないし、
3点差の試合も5勝4敗と悪くない。


ソフトバンク・B

先発投手・B  中継抑え・C
打撃総合・A  守備走塁・A
采配・B

昨年と違い、投手陣が崩壊している。
特に中継ぎ抑えは飯田・バリオスらが足を引っ張っている。
先発もイマイチ。
野手はよくやっており、
打撃も守備走塁もSとのボーダーにある。
3点差の試合も2勝3敗と戦力を考えればまずまず。


日ハム・B

先発投手・C  中継抑え・A
打撃総合・C  守備走塁・S
采配・C

今年はケガ人続出などどうにもよくない。
先発投手は大谷と有原以外は奮わず。
中継ぎは健闘しているが、
打撃もスタメン選手でOPS750以上はレア-ドだけ。
守備走塁は失策数3など堅守を見せているが、
3点差以内の試合は4勝7敗と采配も疑問だ。

オリックス・C

先発投手・C  中継抑え・C
打撃総合・C  守備走塁・C
采配・A

先発投手のチーム防御率6.40 中継ぎ抑えの同7.91 チームOPS575(12球団断トツ最下位) 盗塁4、失策12(共にワースト)
救いがないチームだ。
しかし、3点差以内の試合は3勝3敗と悪くない。

カープの今年のドラフト補強ポイント&ドラフト1位候補予想! [広島カープ]

今年のカープは、一軍は野手は頑張っており、投手は先発は奮戦しているが中継ぎは崩壊状況にある。
ところが逆に二軍は野手はやや低迷しておりで、投手は好調である。
そのため、おそらく来年の一軍は投手はなんとかなるだろうが、野手は心配である。

こういうときは、ドラフトでは野手は将来の主力候補で二軍ならすぐに主力になれる選手がほしい。
逆に、投手は的確に弱点を補強したい。

まず、野手は以下。
<三塁>外人のルナが主力で、控えも堂林や梵と手薄。大学・社会人を2~3位ぐらいで
<左打ち>左打ちが不足。天谷の後継となる打者を一塁と外野兼任で。大学生を4~5位ぐらいで
<二遊間>二遊は数が少ないので欠員補充。6位で高校生をとればよい。

投手は以下。
<先発左腕>現在、外人のジョンソンのみの左腕先発。大学・社会人を1位で。
<中継ぎ左腕>20代で一軍でなげているのはオスカルのみの陣容。大学・社会人を2~3位で。
<中継ぎ左腕>高校生も一人補強し、将来への人材を獲得しておこう。4~5位で。

では1位候補を数人挙げてみよう。


田中正義<創価大>

・今年の最大の目玉投手。実際に5~6球団指名は間違いないだろう。カープも1位指名を公表。
大学生はおろか今年全体でもNO1。もはや補強ポイント云々でいうレベルにあらず。
・大学の下級生の頃から大学生トップクラスの成績を保持しており、国際大会にも大瀬良や九里、岡田らとともに招聘されていた。
・ストレートは150キロを超え、フォークはあの上原を上回るといわれるほどの魔球。
すでに現時点での実力は同い年である藤浪や大谷と遜色がない。


山岡泰輔<東京ガス>

・ご存じのとおり、3年前に高校野球の広島県大会で田口(現・巨人)と死闘を演じ、甲子園や国際舞台でも活躍。・今年ドラフト解禁で社会人で高卒3年目での21歳。すでに社会人右腕NO1。
・小柄だが、ストレート150キロで、フォークも完ぺきで抑え候補には完ぺきな「武田久2世」。
ただ、カープでは抑えはすでに中崎がおり、先発候補も含め右腕は余っていることや、田中の存在、そして東京ガスは上位指名クラスの場合は関東のプロ球団入りする選手が多いので、指名確率は低そう。


濱口遥大<神奈川大>

・173センチと小柄ながら、パワー抜群で150キロを出す左腕。 変化球も秀逸。
今年の大学社会人左腕では、数少ない1位候補。国際大会出場の常連でもある。
・フォーク・チェンジアップなどの変化球もプロ水準であり、早い段階で結果を出しそう。
・おそらく田中からこちらに鞍替えする球団もあると思われる。左腕不足のカープには適切人物であり、1位指名には田中以外ならこの投手が最もおすすめ。






梵・廣瀬・赤松・倉~かつての主力選手たちが、今・・ [広島カープ]

00年代後半から10年代直後にカープの主力であった、梵(今季36歳)・広瀬(同38歳)・赤松(同34歳)・倉(同41歳)の4人が、それぞれ低迷及び引退の危機に瀕している。

4人とも今期一軍出場はない。
本日の時点で、梵・赤松は二軍でも無安打。倉に至っては試合出場すらなし。
廣瀬は6試合で打率333と奮戦しているが、現在のカープの外野の層ではチャンスが廻ってくるかどうか不明である。

この4人の年俸の合計は2億弱。倉・廣瀬は昨年も引退候補に挙げられていたし、梵・赤松もこのままなら、今オフで自由契約=引退になってもおかしくない。
梵は、一気に力が落ちた感がある。13年には打撃OPS800(OPS=出塁率+長打率。800以上なら中軸を任せられる。守備走塁にアドバンスのあるタイプでこれは驚異の成績)と遊撃好守で、初のCS進出の原動力となった。
14年もOPS748(一軍レギュラー級)と悪くなく、そしてこの時期から三塁守備が多くなった。
ところが昨年はOPS582(一軍半でも下位)と低迷。そして好守のはずの三塁守備も普通レベルに落ちた。
代わりに上昇したのが田中であった。
そして今年はルナも加入し、堂林も二軍では充実している。
このままだと出番すら与えられない可能性がある。

廣瀬は13年は打撃OPS784(一軍レギュラー級)と活躍した。
しかし14年は、60試合出場に終わり、打撃数も3分の1に激減し、OPS661(守備走塁にアドバンスが無いタイプでは、一軍半クラス)と不振に終わる。
そしてついに昨年は一軍出場はなく、二軍でも出場試合数は少なかった。
左打者だが同タイプである松山、そして鈴木誠也の台頭でトドメを刺された感がある。

赤松は、10年にキャリアハイとなる113試合で規定打席未達ながら、28歳でようやくOPS691(守備走塁型の選手なら一軍レギュラー級)で盗塁20、そして刺殺10の猛肩でレギュラーを獲得、すっかりファンを魅了した。
しかし、これ以降は100試合以降の出場は無く、丸と入れ替えで守備走塁要員に転落した。
それでも守備走塁は毎年結果を残しており、毎年2ケタ盗塁を記録したりしていたが、
昨年はついにカープに来てからワーストとなる52試合の出場にとどまり、盗塁数も一ケタにとどまった。 刺殺数や盗塁成功率など、実質的な部分も年々劣化していたが、これも急落。
こうなると打撃が悪いだけにどうしても苦しくなる。 また、外野で守備走塁タイプは多いため、野間・天谷・土生などライバルが多いのも首を絞めている。
倉は昨年の時点でもほぼ引退が濃厚だった。
倉は12年に70試合出場したが、13年が39試合、14年が26試合と下降線であり、昨年はわずか1試合。
今年はコーチ兼任だが、ほぼそれに専念しているのだろう。

残念だが4人とも今オフ引退か、残留できてもコーチ兼任が条件となるだろう。
この4人が主力だった00年代後半と10年直後は、カープの16年続いたBクラスの末期だった。
この時期に培った技術や精神力はもちろん、経験は必ず生きるはず。
ぜひそれを次世代の選手に継承してほしい。